症状と治療方法
転んだり怪我をしたりしたとき、頭を強くぶつけた場合には、一時的に頭痛や吐き気などが出現することがあります。そのほとんどは一過性の脳震盪(のうしんとう)と呼ばれる現象で、その後症状が強くならなければほとんどの場合心配ありません。ただし、その後24-48時間は以下のような症状がでないか注意が必要です。
ぶつけた部分にこぶができる場合がありますが、こぶは頭蓋骨の外での皮下出血(いわゆる内出血)ですので、頭の中には影響を及ぼしません。出血も時間がたつと自然に吸収されるため、特別な治療は不要です。腫れが強い場合には冷やしてできるだけ安静にしましょう。
また、頭や顔で皮下出血を起こすと、時間とともに出血が下に下がって広がってくるため、出血がひどくなったように見えることがあります。次第に色調も黄色くなって消えてきますが、きれいに治るまで数週間かかる場合があります。
こんな場合はご相談ください
- 頭痛が強くなる
- 嘔吐を繰り返す
- ボーっとして歩くときにふらつく
万が一このような症状が見られる場合には医療機関を受診してください。
その他御心配な症状がありましたらご相談ください。