流行性耳下腺炎とは

症状と治療方法

nurse01耳下腺とは、耳の下、あごの内側にある唾液を作るところです。耳下腺炎はそこにウイルスが感染することによっておこります。耳下腺は片側だけ腫れる場合と両側が腫れる場合がありますが、約一週間で腫れが引きます。発熱を伴う場合もあります。

特別な治療法はないので発熱・痛みがある場合には必要に応じて症状を抑えるお薬を使用しながら腫れが引くまで自宅で療養することになります。食事は唾液が出やすくなると痛みが強くなるので、酸味の強いものを避け、こまめに水分をとるようにしましょう。


登園、登校の目安

登園・登校は耳下腺の腫れが引いたことを医療機関で確認してから可能となります(学校保健法による)。腫れが引いた頃に確認のため受診しましょう!


こんな場合はご相談ください

合併症はまれですが、髄膜炎や膵炎などがあります。頭痛・嘔吐・腹痛などが強くなった場合にはすぐに受診してください。難聴や不妊の原因となることはさらにごくまれです。ただし、感染したことのない大人、特に妊娠されている方が感染すると注意が必要ですので、接触を避け、疑わしい場合はすぐに受診しましょう。

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