症状と治療方法
逆流性食道炎とは、胃の中にある酸(胃酸)が胃の上にある食道まで逆流して炎症を起こす病気です。
食道の粘膜は胃の酸に弱いため、ただれてしまうことによって胸焼けや痛みがでることがあります。
また、げっぷ、胃もたれ、ときには背中の痛みをともなうこともあります。
逆流性食道炎は、胃と食道の境目のところがうまく閉まらなくなったり、胃酸が通常よりも多いと起こりやすくなります。
うまくしまらなくなる病気(胃食道ヘルニア)や、酸がたくさん出る食べ物を食べ過ぎることなどが原因です。
特に夜横になる前2時間ぐらいの間に、脂っこいものや甘いもの、コーヒー・アルコールなどを取りすぎると横になったときに逆流が起こりやすくなります。
症状のある方は、できる限り夜は消化のよいものを早めの時間にとるようにしましょう。
治療は上記のような生活習慣の改善と、場合によって胃酸の分泌を抑える薬を内服します。
こんな場合はご相談ください
生活習慣の改善と内服をしていても痛みが強くなる場合は、胃に潰瘍ができている場合もあります。
改善が見られない場合は、再度受診しましょう!