病気だけを診るのではなく、患者さんをトータルでケアします
家庭医療では、起こっている症状だけで診断するのではなく、なぜそれが現れているのか、という視点で患者さんを診ます。
身体の不調は普段の生活や家庭環境、地域における社会生活などに原因があることも少なくありません。そのため、患者さん一人ひとりの背景にまで目を向け、「人」としてトータルでケアすることが大切なのです。
診療科を超えて、身体の不調に対応しています
体調がすぐれないとき、何科に行ったらいいか迷うことはありませんか。
家庭医は、内科や外科をはじめ、あらゆる診療科を横断的に診療できるよう、特別なトレーニングを積んでいます。そのため、かぜや腹痛、ちょっとしたケガから、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、またメンタル面の不調まで、ほとんどのケースに対応することができるのです。
複数の不調があっても、ご相談いただけます。専門的な診断や治療が必要な場合は、適切な専門科の受診をお勧めさせていただいたり、必要に応じて高次医療機関などへご紹介させていただきます。
家族全員で受診できます
家庭医療では、生まれたばかりのお子さんから高齢者までを幅広く診療しています。
例えば、お母さんとお子さんが同時に発熱した場合でも、一緒に診察いたします。また、子育てや介護の場面ではご家族をトータルでケアさせていただくこともあります。
幼児期、青年期、壮年期など、身体の状態は年齢とともに変化していきます。病気になったときだけのお付き合いではなく、普段からその変化を見守りながら、予防や健康管理をサポートする。それが私たちの家庭医クリニックの役割です。
在宅医療にも対応しています
「人生の最後を自宅で過ごしたい」、「施設で見守られながら静かに暮らしたい」という患者さんのために、定期的な訪問診療を行っています。
高齢化がますます進み、ご本人やご家族の負担が増加している今だからこそ、医療スタッフと介護スタッフのさらなる連携が求められています。少子高齢化社会に対応すべく、子育て支援を行うとともに、地域の在宅医療の体制づくりにも積極的にかかわっています。
チーム医療で地域の健康をサポートします
症状や状況に応じて専門医や他の医療機関をご紹介いたします。
しかし、「紹介したらそれで終わり」ではなく、一定の治療を受けて症状が安定したあとは、再び当クリニックで引き続きサポートいたします。当院は在宅医療にも対応しており、施設スタッフ等と綿密な連携を取り合いながら、患者さんとご家族をサポートしています。
地域の皆さんがこの地で健やかな人生を送るため、地域の関係機関と一丸となり、街の健康ネットワークの構築に貢献しています。