インフルエンザとは

インフルエンザとは

nurse01インフルエンザウイルスの感染により起こる病気で、風邪と似た症状を起こしますが、発熱・頭痛・関節痛・倦怠感などがより強いことが特徴です。


診断

インフルエンザの診断は、症状・診察所見・検査結果などを総合して、医師の判断により行われます。
迅速検査はインフルエンザでも陽性にならない場合があり、検査の結果だけでは判断できません。


経過と治療

感染すると4-5日上記の症状が続くことが多いといわれていますが、早く解熱する場合もあれば長引く場合もあり、個人差があります。
ウイルスの増殖を抑える内服薬や吸入薬、点滴薬が開発されていますが、その効果は1日早く熱を下げる程度ともいわれています。


合併症

インフルエンザの主な合併症は、脳炎、肺炎などです。
脳炎になると頭痛・吐き気が強くなったり、意識がもうろうとして急にそれまでとは違った行動を起こすなどの症状がみられることがあります。
肺炎では咳・痰・喘鳴・息苦しさなどの症状が強くでることがあります。
これらの兆候がある場合には、医療機関に相談しましょう。


くすりの副作用について

タミフルなど使用によって、急に走り出したりするなどの異常行動がより多くなる可能性が指摘されたことがありましたが、現在お薬との関連ははっきりしていません。
しかし、インフルエンザによる脳症でも同様の症状がでることがあるため、念のため治療中は子供さんから目を離さないようにしましょう。


登園・登校

学校保健法により、解熱後二日間または感染力がなくなったと判断されるまでの登園・登校の停止が義務づけられています。
インフルエンザは、いったん熱が下がってからさらにもう一度発熱する場合があります。
二日続けて熱が上がらないことを確認してから登園・登校するようにしましょう。

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